羅生門の後日譚創作

 8組での羅生門の後日譚創作の授業。生徒に、青陵祭前に書いておくよう指示していたが、おそらく書いては来ないだろうと思っていた。ところが、ほとんどの生徒が書き終えていた。お見それいたしました。そこで、7組の時と同じように書き込み回覧作文方式で作品を回し読みし、コメントをつけてもらう。8組は恐ろしく静かに友人の作品を読んでいた。しかし、たくさんの書き込みがされて、よかったね。
 同時に羅生門の授業についてのアンケートも実施した。今回は「表層の読み」と「深層の読み」という読みのレベルの違いを意識させるように授業を進めたつもりだった。私の感触では、あまり身についていないかな、と思っていた。何しろ生徒に板書させた解答がおよそ本文を意識したものになっていなかったからだ。しかし、このアンケートの結果では、その読みのレベルの違いを意識することを生徒は十分に理解できていた。やはり調査はしてみるものである。自分の印象と実際の生徒の意識とは、ずれているものである。参考になった。そして、まとめている実践報告のよい材料となった。