青陵祭

 平成19年度の青陵祭である。雨が心配されたが、朝方は何と晴れた! さすが、青陵祭。でも、お昼頃から結構な雨が降ってきて、午後の開始を1時間遅らせた。そのために競技を2種目減らしての運営となった。こんなことは珍しいのじゃないかな。竹棒引きと騎馬戦が割愛されました。午後は3分応援と連合創造と連合対抗リレーだけ。これでだいぶ結果の行方に影響したよね。
 3分応援はなかなか工夫された演出をした連合がいて、見応えがあった。しかし、連合創造は、正直言って今年のものはあまり面白みのない連合が多かった。まず、ストーリーに対立点がない。対抗する勢力の図式がはっきりしない。したがって、流れが一本調子なのだ。あらあらと始まり、何が展開されているのかわからず、理解できないままにエンディングを迎える、という連合が多かった。半数以上はそうだったんじゃないかな。今年転勤した先生が見に来ておられたのだが、その方が、ある連合が終わった後で「で、何が言いたかったんだ?」と疑問を発していた。私も同感。そんな感じの連合創造が多かった。うーん、準備不足? でも、それなら演出面での不備だろう。やはりそれは最初の構想が不十分だからかな。どうも今年は、楽しみが欠けた。ああ、我が1年4組が所属している9連合はちゃんと対立点もはっきりしていたし、演出も分かりやすくて、とっても良かったよ。10連合も分かりやすかったな。
 結果は、細かいことは忘れたけれど、総合優勝は10連合であった。今年は10連合で行う青陵祭の最後になる。来年からは9連合のみとなろう。その節目の年で、最後の10連合が有終の美を飾った、というわけだ。その意味でも、良かったんじゃないかな。我が9連合は2つの部門で3位となった。よかったよかった。あんパン2個がもらえるね。
 ともあれ、途中雨に祟られた青陵祭だったが、無事終わりました。青陵祭は、やっている最中ももちろん楽しいが、その準備が楽しいのだよ。一つのものをみんなで創り上げる面白さ。これは青陵祭が与えてくれる大切なものの一つだ。今年も生徒たちは、この面白さを十分味わったことだろう。