漢文入門の授業

 4組での漢文入門の授業である。動詞の活用小テストも3回目となった。今日、ようやくこのクラスで過半数の者が合格点(10点中8点)と取った。やれやれ、である。もっとも、今日は公欠等で7人がいなかったので、そのせいもあるかも知れない。目指しているのは大半の生徒(8割強)が合格点を取れるまで練習しようと思っていた。だが、結局はその動詞の活用の種類が何であるかを判断するのが難しいのだよな。古文の文章に慣れていないせいで、下二段なんだかサ変なんだかが区別できないのだ。これは小テストで何とかなるレベルではない。そろそろ小テストも終わりにするべきだ。まあ、さすがは4組。過半数の合格者が出て、よかったね。


 漢文入門は再読文字をさらりと説明し、次の「格言・成句」に入る。音読練習をした後は、「天高、馬肥。」の説明のみをする。「天高く、馬肥ゆる□」に入る言葉を聞いていくが、指名した生徒は7人ほど誰も答えられなかった。しかし、全体に問うたところ、5人ほどの手が挙がった。あまり聞かないのかな。
 そして、何故肥えるのは「馬」なのか、を問うた。ある生徒が手を挙げ、「当時の人にとって、一番親しみがあった動物が馬だったから」と答えた。ふーん、事実ではないと思うが、なかなか筋道の立った考えである。非常によろしい。まずは仮説を立て、それを検証すればいい。検証は調べさえすればその正否が分かる。しかし、とにかく仮説を立てない限り、学びは進まない。いいね、実に。後は自らが問題を立てることができれば、立派なものである。