旧3学年の進路懇談会

 毎年この時期に、旧3学年の担任団から昨年度の進路指導について具体的な説明を聞く機会がある。特に昨年度はこれまでにもまして好調な進学実績を上げているので、担任団がどのようにそれを指導していたのか、その舞台裏を聞くことができるわけだ。
 2時間にわたる説明の中で、私が最も強烈に印象づけられたのは「安易に志望を下げるな!」ということだ。これから時間が経ち、勉強を進めていく中で思うようにいかない生徒たちが出てくるだろう。彼等はどうしても志望のランクを下げたがる。そこを、「それは逃げなんじゃないのか? 最後までがんばれ!」と励ますことが必要なのだという。なるほどね。確かに本校の生徒は標準以上の力はあるので、最後には最初の志望に届くだけの力を発揮する者もいるわけだ(全員がそうだとは言えないだろうが)。そこで、安易には志望を下げさせないという指導が、結果的には好成績を挙げる、というわけだ。
 この日曜日にはPTA総会があり、学級懇談会も開催される。そこで、今回の懇談会の内容を踏まえた話をしてみたい。