「発問中心の授業」vs「活動中心の授業」

 「授業づくりネットワーク」のメールマガジンで、上記のテーマについて触れられていた。上記テーマで授業実践を行い、両者を比較するということを行ったようだ。そのことについてのコメントがメルマガには記されていた。
 この企画の意図は、「発問中心の授業」も「活動中心の授業」もどちらも大切であり、使い分けが大切だ、ということだ。その大切さを際だたせるためにこうした企画をしたらしい。
 その意図はよく分かる。しかし、どうせならきちんと比較してもらいたいものだ。2種類の授業を実践していたようだが、扱う教材も教授内容もそれぞれ異なった授業を比較していたようだ。それでは両者おのおのの違い・よさが分からないだろう。どうせならせめて教材は同じものを取り上げ、同じ教材が別のアプローチによってどのように変わるか、生徒はどちらをよりよいと感じたか、ということを比べるべきである。そうすることでより2つの授業形態の良さが理解できると思う。
 もっとも、発問形態にも活動形態にも対応できる教材はそれほど多くないのだけれどね。