評論の授業

 一番進んでいるクラスでの6時間目の授業。第2段の中程から最後まで、まずは一気に説明をした。その後で、マップを使って第2段の内容を各自でまとめさせた。
 結果的に、説明が45分ほどかかり、マップを描かせるのは15分程度しか確保できなかった。そのため、時間中に描き上げて提出できた生徒は3名にとどまった。それでも、その3名のマップを見ると、1人は各キーワードがなかなか上手につながっており、文章構成をよく把握しているとうかがわせるものがある。後は、他の生徒のマップがどのようにまとまるかを楽しみに見ることにしよう。
 ということで、このクラスは西谷修の評論が(やっと)終わった。次からは『舞姫』に入る。大変楽しみである。『舞姫』を教えるのは実に久しぶりだ。8年ぶりかな。今までは太田豊太郎の自我の目覚めとその挫折、という観点でまとめていたが、今年はどのような観点で扱おうか。また、生徒にどのように読み取らせるか。現代文前期の大きなヤマ場である。