西谷修の評論

 今日のクラスは3時間目。全体で2段構成になっているこの文章の、第1段をようやく終える。それも、最後の1節はかなりはしょった。
 今日扱った箇所は、教えるのは2回目である。前回は大変に失敗してしまったため、あれから必死になって自分なりに理解し直した。その成果があり、ようやく自信を持って教えることができた。何しろ教員が自信を持って教えるのが、生徒にとっての最大の安心の源である。もちろん教える内容が正確であることは必須だが、ある場合はそれをも超えて自信を持って教えることが必要だと思う。内容を間違えたら後で訂正すればいい。それよりも、授業を受けているその瞬間に、生徒が安心して聞くことができるのが優先されるのだ。