源氏物語「夕顔」の授業

 古典講読は2単位であるため、授業の回数が少ない。そこで、進度がどうしてもゆっくりになる。さらに、生徒に訳させることが基本なので、これまたゆっくりになる。今日の授業でようやく教科書の見開き2ページに近い部分を終える。3時間目でやっとここまでだ。少々遅い。
 購読では文章をどんどん読んでいくことを目標としたい。そのため、どうでもいい部分はこちらが訳していくのもいいのではないだろうか。文法的にぜひ理解して欲しい箇所は生徒に訳させる、また、内容的に十分読み取って考えて欲しい部分は指名して考えさせる、などして、訳は基本的に教師がやってしまう、というのもいいのではないだろうか。そうすると、どの部分を訳させたり考えさせたりするかを事前に決めておく必要がある。一段と事前の教材研究が欠かせない。