評論の授業

 西谷修の評論を読み進めている。第1段の本文展開を図示したプリントを作り、それを生徒に埋めさせながら読解を進める。しかし、こちらもまだ十分にとらえ切れていない文章なものだから、表面的な理解で終わりそうな気がする。なるべく具体化しながら説明する。
 この文章は〈歴史化〉という言葉が出てくるように、グローバリゼーション=アメリカナイズの図式を頭に置きながら読んだ方が良さそうだ。文明社会が非文明社会を飲み込み、一方的に解釈する、という図式だ。おそらく文章はそうした流れの中にあるものなのではないかな。原典を読んでいないので、何とも言えないけれども。