春期講習

月曜日から春期講習が始まっている。国語は45人の生徒が1〜3限に分かれて受講している。内容は古典だ。初めの3日間は古文を、後の2日間は漢文をやる予定である。
というわけで、今日で古文の分野が終わった。1日につき2題の問題を解いて来させ、その解説をする。今回は紛らわしい敬語「給ふ」「奉る」「候ふ」が満遍なく出てきたので、それらについて詳しく解説する。そして、和歌についても、掛詞・縁語などについて説明する。自分としてはぜひ生徒に理解して欲しい題材がちゃんと含んでいる問題だったので、良かったなと思っている(私が選んだのではないが)。
生徒の出席状況は少しずつだが減っている。でも、昨日欠席した生徒が今日は出てきたりしている。どうやら風邪が流行っているようだ。かく言う私も、先週来の風邪が未だに治りきらず、苦しい思いをしている。

来年度の古典

今回の講習を自分で解いてみて感じたことだが、来年度(つまり3年生)の古文の授業では、文章の背景にある状況や古文常識について解説をしっかりしようかと考えた。文法的な知識がある程度身に付いたとしても、その文章の背景にある状況や当時の生活形態などをちゃんと理解していないと、正確で深い理解はできない、と実感した。
この2年間で文法的なことはほぼ教え尽くした。後は今まで学習したことの反復確認である。だからこそ、3年生で新たに取り上げるべき内容としては、古文の背景・状況を理解するということだと思う。それをどのように教えるか、考えなければならない。