「平家物語」の授業

今日は古典2クラスのみ。論語を全てのクラスで終え、平家物語に入る。冒頭の祇園精舎を暗唱させる。といっても、「猛き者も、つひには滅びぬ。ひとへに、風の前の塵に同じ。」では終わらない。「遠く異朝をとぶらへば、……」から「近く本朝をうかがふに、……心もことばも及ばれね。」までの部分を暗唱させる。中学でも暗唱させられた者は多いようだが、ここまでは初めてのようだ。いいことだ。私もついでに暗記してみた。声に出して読めば読むほど、いい文章だということがわかる。
さらに、「木曾の最期」も予習を進めている。これもまたいい文章だ。こういうものを読むことができるということが、古典を学ぶことの意義だ。