古典

「鴻門之会」の授業

2組での授業。「沛公見項王」をこの時間で何とか終える。この箇所は登場人物たちの座席図を作成するなど、視覚に訴える活動がいろいろとできる。しかも、使っている教科書には安田画伯による「鴻門之会」の日本画が掲載されている。ここに描かれている7人の…

「鴻門之会」:沛公が「臣」という理由

2組での授業。「鴻門之会」をどんどん訳していく。冒頭の部分で、沛公が自分のことを「臣」と呼び、項羽のことを「将軍」と呼んでいる。そもそも、「謝して曰く」である。なぜ彼は、そんなにも項羽に対して低姿勢でいるのかを問題にして、生徒に問うてみた。…

「鴻門之会」の白文音読は続く

10組での授業。単語小テストを行い、その後は白文音読の練習をさせた。 これで3つのクラスすべてで音読は終わり。次からは内容の理解にどんどん進んでいこう。

「鴻門之会」の素読の授業

10組と7組での授業。10組は司馬遷と史記の説明をし、素読の準備をさせる。7組では一昨日の2組と同じ流れで素読を練習させ、クラス全体で読んでみる。これまた50分くらいの時間がかかったが、上手に読めていた。やはり大したものである。

「鴻門之会」の素読の授業

今日は昨日行われたPTA総会の代休日である。午前中はのんびりと家で過ごし、午後からは学校に行って採点をする。午前中ののんびりも、そんなにのんびりとは言えない過ごし方だったが、それでも今日のうららかな天気の良さもあって、ちょっとのんびりできた。…

「鴻門之会」突入!

久しぶりの授業である。2組での授業。今日から漢文に入る。扱うのは2年生漢文の定番にして最高傑作、『史記』より「鴻門之会」である。 まずは『史記』と司馬遷の説明をする。でも、ここはなるべくさらりと流し、すぐに項羽本紀である、教科書本文の説明に移…

「花は盛りに」の兼好の考えを生徒に問いたかったが……

2組での授業。「花は盛りに」の最後である。今日は部活動の地区大会が多く開催されているせいか、多くの生徒が公欠であった。 「花は盛りに」も最終の3段落目である。前回の授業で最初の1文の構造は説明してあるので、どんどん訳していく。この3段落目で試験…

「花は盛りに」:恋愛の具体的な状況を推測しよう

7組と2組での授業。この2クラスもほぼ同じ進度である。「花は盛りに」の第2段落、恋愛における「始め終はりこそをかしけれ」の箇所である。 この箇所は素直に口語訳してもおもしろくない。むしろ、兼好が5つ並べた恋愛の場面をもっと具体的に推測し、状況を…

「花は盛りに」の授業

7組での授業。ぐいぐいと順調に口語訳を進める。とはいえ、「ぬべし」の文法的説明を生徒に求めたところ、相変わらずできない。がっちりこれを復習したりするうちに、口語訳はあまり進むことができなかった。

「花は盛りに」の授業

2組での授業。この文章は省略されている状況説明を多く補っていかないと具体的に内容を理解するのが困難である。そこで、生徒にその点を確認しながら口語訳を進めていく。第1段落までは終わった。次は恋についてだ。

「家居のつきづきしく」を次々に終える

今日は授業変更のため、古典の2コマのみであった。7組と10組での授業である。理系と理数科の授業で、遅れに遅れているクラスだ。それでも今日1日で何とか「家居のつきづきしく」をほぼ終えることができた。これらのクラスは5月10日に行われる定期考査までの…

「家居のつきづきしく」がまずは終わった

2組での授業。6時間目である。ようやく口語訳が終わり、用意していた読解プリントで、兼好の話の進め方の特徴、それからうかがえる彼自身の態度についてまとめていった。やれやれ。これでようやく最初の教材が終わった。 次は「花は盛りに」である。

「家居のつきづきしく」で、古典の授業に問題があるか?

10組の授業。3時間目かな。それでいて、今週はもう授業がない。理系・理数科は前期は古典が2週間で4回となる。文系は2週間で5回。進度に差が生まれるはずである。 今日は文法的に一番説明を要する箇所にさしかかった。それでも生徒にさせる口語訳が相変わら…

「家居のつきづきしく」をゆっくりやっています

10組と7組での授業。10組はやっと2時間目。そこで、古文単語小テストや予習確認小テストなどを行い、その後で口語訳に入る。だが、さすがは10組。進むのが早い早い。あっという間に半分近くまで終わった。これからが文法的に難しいところで、時間がかかるけ…

「家居のつきづきしく」の授業

7組と2組での授業。7組では文法的な説明のしどころが満載の箇所にさしかかり、1時間で5行程度しか進まなかった。2組はその箇所を通り過ぎて、後半の最後の箇所を扱ったのだが、ここでもまたいろいろなことを説明しているうちにあれよあれよと時間が過ぎてし…

「家居のつきづきしく」の授業

7組での2時間目。古文単語小テスト・予習テストを行い、その後は本文の口語訳を進める。2組よりは先へ進んだ。途中で話の流れをまとめようとしなかったからかな。ということは、後でしっかりと話をまとめなければならないわけだ。

徒然草「家居のつきづきしく」の授業

2組での授業。既に3時間目。だが、単語小テストや予習確認テストなどを連発したため、やっと本文の2段落目までで終わってしまった。今年の古典は大修館書店の教科書を使っている。この教科書は文章の段落分けが比較的多い。それだけ見やすく分かりやすいと私…

「孟子」の論理性にしびれる〜!

10組での授業。「孟子」の3時間目である。やっぱりこの教材は3時間くらいかけないとまともには終わらないなぁ。8組はどうしよう? 今日は「王道」の後半部分、孟子が王道政治を説くところを解釈する。まずは生徒に通釈を行わせ、その後で孟子の言う「人民を…

「孟子」の授業

ちょっと最近疲れていて、blogの更新がままなりませんでした。家に帰って、家事を行うと、ほとんどバタンキュー状態が続いた。1年の疲れがそろそろたまってきたかな。 10組と2組での授業。この2クラスはほぼ同じ進度で進んでいる。漢文に入り、孟子の「王道…

木曾義仲の死に様について議論する!

10組での授業。このクラスは何しろ授業時間が余っている。試験まで5時間もあるというのに、先日で「木曾の最期」を終わってしまった。そこで今日は、木曾義仲の死に様について自分はどう考えるかというテーマを設定し、考えを書かせ、それを交流させる授業を…

ダブルヘッダーのスピード授業

10組での授業。様々な理由により、古典が2時間続くことになった。ダブルヘッダーである。実は、その後でLHRまで入ることになり、今日は我が10組に3コマも連続して顔を出すこととなった。 「平家物語」を、兼平が義仲に自害を勧め、義仲が「さらば」と言って…

弓道部の存在はありがたい

8組での授業。「木曾の最期」の兼平の獅子奮闘の場面である。 兼平は8本の矢を射て、8人の敵を射倒す。それがいかに難しいかを説明する。日本の弓矢は当たりにくい。西洋のアーチェリーは的に同心円が描いてあり、その中心にいかに近づけるかを競う。しかし…

平安時代の戦争ってどんなだったんだろう?

8組と10組での授業。とにかく口語訳を進めていく。途中、どちらのクラスでも義仲が「なんぢと一所で死なんと思ふためなり」の箇所を訳したので、河原合戦の終わりの部分と木曾の最期の冒頭部分のプリントを配り、義仲と兼平との関係や、二人が再び巡り合った…

敬語の識別はシステマティック

8組と10組の授業。8組は口語訳をどんどん進めていく。それでも、義仲が兼平に「なんぢと一所で死なんと思ふためなり」というあたりまでしか進めなかった。助動詞や敬語の訳し方を忠実に踏まえながら訳させ、確認していくので、どうしても時間がかかる。 10組…

「木曾の最期」の授業

8組と2組での授業。この2つのクラスはほぼ2時間の進度差がある。2組は口語訳を進めており、今日は今井四郎兼平が義仲に自害するよう説得する場面まで終わった。 この箇所では、義仲が兼平と同じ場所で死にたいとこだわるところが重要である。結局彼は、こん…

「木曾の最期」の授業

2組と10組での授業。2組では口語訳を本格的にスタートさせた。助動詞に、助詞に、敬語に、と古典文法の知識を総動員して口語訳をしていく最初の文章である。ガンガンと進めていく。しかし、生徒の数人は居眠りをしているのだなぁ。4限ということもあるだろう…

「木曾の最期」の授業

2組と8組での授業。2組は「木曾の最期」を訳していくために、敬語の復習をする。敬語の三要素である「敬語の種類の見分け方」「本動詞・補助動詞の見分け方」「敬意の主体と対象の見分け方」を説明し、例を示して演習させる。例文をその場で作ってやらせたの…

「刎頸之交」を次々に終える

8組と10組での授業。昨日は4コマの授業をやり、「刎頸之交」が遅れていたこの2クラスもだいぶいいところまで来た。今日の授業で8組は完全に終わった。10組は廉頗と藺相如の人物像と、二人が何故「刎頸の交わり」を結んだのか、そもそも何故「刎頸」などとい…

「刎頸之交」および「木曽の最後」の授業

10組と2組での授業.10組は今年になってから初めての授業だ.昨年末に冬期講習では私は出なかったから,下手をすると30日ぶりの授業,ということになる.いやはや,自分のクラスだというのにお久しぶりでした. しかもこのクラスは「刎頸之交」をまだ少しも…

「平家物語」の授業

2組での授業。このクラスだけとっとと「平家物語」が進んでいく。他の2クラスは未だに「刎頸之交」をやっているというのに。 「祇園精舎」の暗唱をさせているので、今日はいよいよ「木曾の最期」に入る。とはいえ、まずは平家物語の梗概を説明し、木曾義仲が…