古典講読

「鶏鳴狗盗」の授業

4組での授業。試験範囲を終わらせるのに一番せっぱ詰まっているのは古典講読の方かもしれない。「鶏鳴狗盗」は教科書で4ページの分量だが、今日と明日の後2コマしかないのに、進んでいたのは最初の2行のみ。これは大変だということで、今日は飛ばした飛…

「鶏鳴狗盗」の授業

2組での授業。「鶏鳴狗盗」にようやく入る。試験9日前だというのにね。でも3コマも授業があるから、仕方がないのだが。 「鶏鳴狗盗」について知っているかどうか生徒に聞いたところ、2名が手を挙げた。その程度なので、やはり背景を丁寧に説明する。そし…

「管鮑之交」の授業

2組での授業。授業の最初に、本文の最後の部分「世人管仲の賢なるを多とせずして、鮑叔の能く人を知るを多とするなり」を黒板の一番左側に板書し、今日はこの意味を理解するのが目的である、と宣言する。事実、この話は管仲と鮑叔の違いを理解するのが大切…

「管鮑之交」「鶏鳴狗盗」の授業

4組と2組での授業。4組は「鶏鳴狗盗」に入った。今日は音読を中心に行った。 2組は「管鮑之交」にようやく本格的に入る。4組とは2時間ほど進度が遅れている。でも、時間数は変わりないので、十分追いつくだろう。春秋時代の五覇を確認し、合従策を覚え…

「管鮑之交」の授業

4組での授業。順調に進む。と言っても、後半部分は口語訳をするにはさほど困らない箇所だしね。「於」が出てきたので、場所・時を示す場合と、受身形になる場合と、比較形になる場合との区別をまとめておく。漢文らしい表現である。 最後は時間をわざと余ら…

「管鮑之交」の授業

4組での授業。久しぶりの授業だったから、生徒は漢文に入ったのが分からない者もいたようだ。前回、公欠者が多かったかな? まず本文を10の部分に区切る作業を始める。生徒の作業はだいたいOKであった。その後、一人一文でどんどん口語訳させていく。半分…

「夕顔」の授業

2組での授業。前の時間からだいぶ日が空いていたようで、今日は漢文にも入る予定だったのだが、生徒はほとんど用意していなかった。幸い、教科書の本文を使った課題プリントを用意していたので、それを使って事なきを得たが、危なかった。 さて、「夕顔」の…

「夕顔」の授業

遅れている2組での授業。今日は「夕顔」のハイライト、源氏が紙燭を自分自身で預かりの子から受け取ってあたりを照らすと、夕顔の枕元に生霊が見えて、ふっと消える、という場面である。4組ではこの場面が一番恐ろしかった、という感想を多く受けている。…

「管鮑之交」&「夕顔」の授業

2組は「夕顔」の続き。源氏が「名対面は過ぎぬらむ、滝口の宿直申し今こそ。」と宮中を思いやる場面から始まる。このところから、この晩が月が出ていないだろうことが予測されるのだ。平安時代の当時、月も星も出ていない夜はどれだけ真っ暗闇だっただろう…

「夕顔」の授業

4組での授業。前回は魔物が夕顔の枕元にずっと潜んでいたことを確認したところで終わっていた。今日はそこから本文を短く区切って生徒に指名して口語訳させ、とうとう全部終わった。いやぁ、楽しみましたね。「夕顔」は素晴らしい巻だ。紫式部の天才性が存…

「夕顔」の授業

4組での授業。夕顔が取り殺される場面である。 今日は最初に、今回の場面で心内語の部分を探させ、( )で括らせることをさせた。これにより、本文をよく読ませることが目的である。同時に、心内語の特徴についても話をする。 次に、夕顔の死に対して源氏が…

「夕顔」の授業

2組での授業。上記のように書いたが、それでもその授業を参考にして、今日の講読では本文を短い意味のまとまりに区切り、生徒にどんどん指名していって訳させた。以下のような方法である。 本文を短い意味のまとまりに区切り、それを私が音読する。 生徒を…

「夕顔」の授業

今日は昨日とうってかわって3コマの授業がある。しかも避難訓練がある。忙しい1日だった。 2組での授業。ようやく夕顔が取り殺される場面へと入ってきた。今回の箇所のテーマは「アヤカシの力」とした。源氏と夕顔の部屋の灯が消えていたり、渡殿の灯も消…

「夕顔」の授業

今日の私の授業はこの2組での授業のみ。2組は4組と比べて非常に遅れているので、本来今日は授業のない日なのだが、昨日試験のためにつぶれたものが復活してきた。助かった。でも、この時間割を組む教務は大変だろうな。 授業はようやく源氏がなにがしの院…

「夕顔」の授業

4組での授業。4組は金・月・火と3日間連続して授業がある。そして、これまではあまりつぶれていない。そのためか、進む進む。いよいよ夕顔の巻のクライマックスにさしかかってきた。 今日の箇所は源氏が夢を見た後、灯が消えているのに気づく場面。そして…

夕顔の授業:男女の擦れ違いは古来変わらず?

4組と2組での授業。4組は源氏が夕顔を連れ出して廃院に到着する場面まで進んでいる。2組はようやく「白妙の衣を打つ砧の音、……空を飛ぶ雁の声」の箇所までやってきた。 4組の場面のテーマはズバリ、「男と女は擦れ違うものなのか?」である。ここは源氏…

夕顔の授業:一つの授業のテーマを掲げてみた

2組と4組での授業。購読は何しろ2週で3コマしかないので、授業と授業との間が非常に間延びしてしまう。今回も10日ぶりくらいの授業だった。 そこで今回は、それぞれのクラスで進むであろう範囲の中で、解釈をしていくことによって解決すべきテーマを授業…

「夕顔」の授業

2組での授業。古典講読はこの「アクター」としての面を最大限に発揮したいと思っている。源氏物語の魅力を生徒に感じてもらいたいのだ。思いっきり羽目を外して、生徒の学習意欲を高めようと踊りました。(^_^)

「夕顔」の授業

4組での3コマ目。このクラスは金・月・火と土日をまたいで3連続になる。そして、火曜の授業が終わると来週の金曜日まで授業がない。うーむ、非常にバランスの悪い時間割だなぁ。しかし、今年の時間割は教務が大変苦心して作ったものだ。そうおいそれとは…

「夕顔」の授業

今年は現代文、古典の他に、古典講読も担当する。2組と4組だ。その4組の最初の授業があった。 文系の生徒たちはもう私のことをよく知っている。そして、源氏物語についてもある程度馴染みがあろう。よって、ここから先は源氏物語の、あるいは「夕顔」巻の…

『史記』の口語訳授業

古典講読は『史記』より張良の話を読む。こちらも生徒に班を組ませて口語訳を生徒同士でさせる。1組と4組とでこれを行った。1組はすでに口語訳を終え、その中の代表作を修正し、プリントして生徒に配った。そして、そのプリントを元に教材全体のあらすじ…

「史記」の授業

購読もテストを返した後、20分ほど時間があったので授業に入る。しばらく「史記」の中から、張良の話を読む。 今回は生徒同士の話し合いによって口語訳をし、鑑賞してみようと思っている。そこで、今日は句法を探し出すプリントを使って、句法の確認をさせた…

「夕顔」の授業

1組での授業。生徒2人をペアにして、先に指名しておいて口語訳させる。淡々と進み、残り3分の1くらいまで来た。後は一気に訳させ、感想を書かせよう。

「夕顔」の授業

1組と4組での授業。1組は連合LHRの後の授業だったために、きわめてど〜んよりとした雰囲気で、非常にやりづらかった。全員で読ませても声は出ないし、訳す者以外は疲れをあまりにあらわにした顔つきであった。うーむ、大変困った。何とか早く勉強に取…

「夕顔」の授業

4組での授業。先週の怒濤の4連続授業の後なので、さしもの長い「夕顔」もこれで半分以上が進んだ。ついに夕顔が絶息し、紙燭を取り寄せた源氏の目の前に物の怪が姿を現すところまで読んだ。緊迫の場面である。うーん、カーテンで教室を暗くして、蝋燭でも…

「夕顔」の授業

1組で「夕顔」に復帰して1時間目(かな?)。生徒に訳させながら精読をしていく。さすがに力のある生徒たちで、ほぼ問題なく口語訳できていく。この調子で「夕顔」を読んでいくと面白いだろうな。

「史記」と「夕顔」の授業

1組での授業。これまた久しぶりのクラスだった。「史記」の訳と解説を終え「夕顔」に入っていくのだが、やはりどうしても授業の中盤を過ぎたあたりで教材が変わる。これでは次の教材にも腰を入れて取り扱うことができないので、音読と範囲を区切っての敬語…

「夕顔」の授業

4組の連続4日授業の最終日。このクラスでも上記のような割当をして訳させていく。4組の生徒はこうしたやり方を指示したらちょっと驚いていた。ありゃ、まだ4組ではやっていなかったかな。 いいテンポで進度は進んでいる。

「夕顔」の授業

4組は授業変更の妙で、4日連続授業がある。「夕顔」に戻って2時間目。教科書収載の箇所の直前部分を初見で訳させ、それを踏まえて本文の読解をする。このことで本文の冒頭部分の人間関係を理解できるだろう。 コメントを寄せてくれた皆さん。きっとあなた…

史記と夕顔の授業

4組での授業。史記の張良の話を前半で終え、後半は源氏物語に戻り、夕顔の巻を再開させる。授業の内容を半分ずつ全く違うものにするのはやはり生徒には負担が大きかったかな。あるいは青陵祭準備で疲れていたかな。途中で居眠りをするものが目立ってきた。 …