古典

「源氏物語新聞」を作ろう!

7組での授業。昨日は10組があった。今日から源氏物語に入る。そこで、源氏物語についてよく知ってもらいたいと考えていた。しかし、現代文のテストで夏目漱石について出題したところ、作品名を間違う者が続出した。これは、便覧をただ読ませただけではダメだ…

「捕蛇者説」の授業

7組と10組での授業。どちらも「捕蛇者説」の口語訳は全て終わり、柳宗元が何故この文章を書いたのかという背景を考えさせる部分だけが残っていた。しかし本当はこれは最後の一文「そこで私はこの文章を書いて、あの為政者が読んでくれることを期待する」とい…

「捕蛇者説」の授業

7組での授業。私の予想以上に進んでいて、残り最終段落を残すのみとなっていた。しかし、ここは内容面でのまとめの部分である。教科書では5行程度の短い段落だが、内容理解には時間がかかる。予想通り、今日の1時間全部を使ってこの第4段落の解釈と読解をし…

「捕蛇者説」の授業

2組での授業。このクラスは今日が後期中間考査前最後の授業である。そこで後2文だけ残っていた本文を口語訳した。その後で、柳宗元が「この説を書いて、役人がこれを読んでくれるのを待つ」という最後の一文で、何故「期待する」という消極的な態度を取って…

「捕蛇者説」の授業

10組と7組での授業。どちらもほぼ同じ進度である。この文章は最初と最後に句法が集中して出てきて、その間は教科書の脚注を使って理解していけるものである。そこで、どんどん口語訳を進める。やや分かりにくい箇所はこちらが助け船を出してやる。そして、ど…

「捕蛇者説」の授業

10組での授業。授業変更により、このクラスが今日は2コマあることになった。ダブル・ヘッダーのようなものである。 1コマ目、このクラスはようやくまともに「捕蛇者説」を読む。そこで、「徹底的に読みを練習するぞ!」と宣言し、最初に生徒に一文ずつ読ませ…

「捕蛇者説」の授業

昨日、「韓愈」を「韓喩」と書いてしまいました。恥ずかしい……。 2組での授業。快調に口語訳と解説を進める。ほぼ真ん中くらいまで進んだ。この箇所で重要なのは「不若〜」による比較の句法を理解することである。生徒は苦戦したので、板書しながら、何と何…

更級日記の授業

10組での授業。このクラスはまだ更級日記が終わっていない。他のクラスより1、2時間遅れている。まあ、残り時間に余裕があるから大丈夫なのだけれど。順調に終えて、漢文の説明に少し入ることができた。

「補蛇者説」の授業

7組での授業。更級日記のまとめをして、その後で中国の古文復興運動の流れを確認し、韓喩と柳宗元の活動を説明する。その後で「補蛇者説」の音読をさせる。もう、この文章は何しろ「達意の文章」の復興を目指した柳宗元の代表的な文章である。漢文のほとん…

「捕蛇者説」の授業

2組での授業。「捕蛇者説」を音読させ、少しずつ口語訳していく。最初の部分は句法的に難しいところがほとんどなく、意味をどんどん取っていく。この文章は何しろ論旨の明快さと、それを支える具体例の確かさを理解させるところに意味がある。それをどうやっ…

『更級日記』の授業と柳宗元の「捕蛇者説」の授業

2組、10組、7組での授業。2組は「更級日記」を終え、漢文に入った。10組と7組は「更級日記」のクライマックスの部分である。 漢文では、まず古文復興運動を丁寧に説明する。何しろ中国の文学史はあまりにイメージを持ちにくい。日本古典はもちろん、近代文学…

更級日記の授業

2組、7組、10組の授業。そう、今日は4コマだったのです。いやはや、疲れた。 更級日記は「源氏の五十余巻」が、2組はもう少しで終わりそうで、7、10組は始めたばかりである。順調に訳したり、説明したり、内容を考える際には隣同士で話し合わせたりしている。…

「花山院の出家」の授業

古典は『史記』から「項王の最期」を終え、大鏡に移っている。「花山院の出家」を次々に読み、3つ担当しているクラスのうち1つはすでに訳を終えた。 この文章は花山院が出家し、退位することになった背景を理解するのが不可欠である。そこで今回も『源氏物語…

四面楚歌の授業

7組での授業。「四面楚歌」の項王の詩の解釈を行う。項王の詩は楚辞の系統のものなので、なかなか扱いが難しい。訳はそんなに大変ではないのだけれど。ただし、ここには「如何」の典型例が出現する。丁寧に教える。 その後、項王が滅亡していく原因を項王自…

敬語の確認も終わった

7組での授業。古典3クラスの最後の授業である。「二月つごもりごろに」についての補足説明をし、その後で「中納言参りたまひて」の音読を行う。 そして、プリントを使って敬語17箇所について、「敬語の種類」「本動詞・補助動詞の区別(本動詞なら元の動詞も…

ダブルヘッダーで試験範囲終了

10組での授業。授業を1コマもらい、今日は2コマ授業があった。これで「二月つごもりごろに」を解釈し終え、「中納言参りたまひて」の敬語の部分を確認させる。すべて予定していたことは無事終わった。 試験後は再び漢文に戻り、「四面楚歌」「項王の最期…

枕草子の授業も進む

7組と2組での授業。7組は「二月つごもりごろに」の最後の部分を口語訳し、清少納言が返歌をした際の心情とそれに対する評価、その理由などについて確認していく。 最近の古典の授業では、文法的な質問にしろ、内容理解の質問にしろ、隣同士で意見を交換する…

「中納言参りたまひて」の敬語確認

2組での授業。「二月つごもりごろに」から読み取れる清少納言の性格と『枕草子』の内容について最後にまとめをし、今日から「中納言参りたまひて」を読む。テスト範囲としては、この文章の敬語についてのみ出題することにしている。しかし、せっかく文系なの…

藤原公任の偉大さ

7組での授業。「二月つごもりごろに」の2時間目くらいかな。本文を読み進め、口語訳を行う。この文章は口語訳がなかなか難しいところがある。また、状況を理解するのにもなかなか難しい。 背景知識が重要な文章である。藤原公任がどれくらい偉大であったかを…

清少納言の返歌のすごさ

2組での授業。「二月つごもりごろに」の、清少納言の作った上の句を公任のところに届けさせたあとの、彼女の心配と、それに対する評価の部分を集中的に考える。ここは口語訳も難しい箇所が連続するし、内容理解の面でも難しい。やはり1時間まるまるかかった…

「二月つごもりごろに」の授業

10組での授業。「二月つごもりごろに」にようやく本格的に入る。このクラスは残り時間が少ないのに遅れている。スピードアップしなければ。

枕草子「二月つごもりごろに」の授業

7組と2組での授業。7組は「二月つごもりごろに」の導入を行い、冒頭部分の主語を確認しながら進んだ。2組ではそこは終わっているので、さらにその先へ進む。だが、いろいろと説明すべきことが多く、ようやく清少納言が上の句を読むところくらいまで進ん…

「二月つごもりごろに」の授業

2組での授業。今週初めて。そこで、単語テストをしてから、授業に入る。 前半部分を部分に分け、それらの主語を確認させた。その後で口語訳を行う。何とか公任が「少し春ある心地こそすれ」と下の句を読みかけてきたところまで終わった。 「枕草子」はもう一…

「枕草子」:古文の主語を見分けよう

10組での授業。今日は北信越大会等への推戴式と体育祭の表彰式があり、その後で最後の連合LHRがある。そのため60分間の変則授業である。さらに授業変更があって、私はこのクラスのみであった。 「枕草子」の「二月つごもりごろに」に本格的に入る。まずは…

「鴻門之会」が全クラス終わった

10組と7組での授業があった。今日は、土曜日にあった体育祭の後片付け、大清掃があったため、授業は55分授業である。他の高校では一般的な時間量なのかもしれないが、本校独自の65分授業になれきった私には、55分授業はとてつもなく短い。しかも、古典単語小…

「二月つごもりごろに」の授業

2組での授業。今日から本格的に「枕草子」に入る。扱うのは「二月つごもりごろに」である。日記的章段の、清少納言の「我誉め」が表れる内容のものだ。だが、その裏には中宮定子への敬愛があり、追憶の念がある。また久しぶりに『源氏物語の時代』を読み直し…

「鴻門之会」を終え、「枕草子」へ

2組での授業。文系のこのクラスは進度が一番速い。今日で「鴻門之会」の、会見場へ樊噲が突入してくる場面を読み終えた。沛公が窮地を脱して外へ出るところまで読み、彼が自分の軍門へ帰還するところはさらりと触れるのみとする。これでしばらく項羽本紀は休…

「鴻門之会」で樊噲の勇猛さを読み取る

10組と7組での授業。どちらもほぼ同じ進度で、ようやく樊噲が突進してくる場面を読んでいる。 ここは樊噲の勇猛さと彼の剛胆さとを、本文の記述を踏まえて読み取ることが大切な箇所である。口語訳をどんどん進めていき、ようやくそれを考えさせる箇所にたど…

「鴻門之会」も佳境に入る

2組での授業。樊噲が突入する場面を読む。順調に口語訳は進んでいる。 樊噲が会見場の中に入っていったとき、項王は「壮士なり」と2回言っている。項王は樊噲のどんな点から「壮士」だと判断したのかを生徒に聞いてみた。いろいろな解答が出たが、最初の1回…

「鴻門之会」で樊噲が入ってきたぞ!

10組と7組での授業。昨日は7組と2組。7組が一番遅れていて、まだ項荘が剣舞を踊っていなかったが、今日の段階でようやくそこを終え、樊噲突入の場面にさしかかった。こうなると、10組が一番遅れていることになる。明日で挽回できるかな。 「鴻門之会」の実践…