2009-05-26から1日間の記事一覧

講談社PR誌『本』の福岡伸一の文章「世界は分けても分からない」

私は出入りの書店さんが置いていってくれる上記の連載を毎回楽しみに読んでいる。でも、読めなかった回があるからね。早く単行本にならないかな。 福岡氏の筆致は、分子生物学会における科学者たちの人間ドラマをまるで今そこで展開されているかのように描写…

「舞姫」の授業

1組での授業。今日からいよいよ「明治二十一年の冬は来にけり。」から始まる場面である。小市民的な幸せをともしていたエリスの家にカタストロフィーが訪れる。その前触れの場面である。 エリスの妊娠から始まり、豊太郎が相沢謙吉に呼ばれて天方泊に会い、…

「管鮑之交」&「夕顔」の授業

2組は「夕顔」の続き。源氏が「名対面は過ぎぬらむ、滝口の宿直申し今こそ。」と宮中を思いやる場面から始まる。このところから、この晩が月が出ていないだろうことが予測されるのだ。平安時代の当時、月も星も出ていない夜はどれだけ真っ暗闇だっただろう…